前編がまだの方は、前編もどうぞ!※後編から読んでも大丈夫です!
私が習得したのはExcelのVBA(マクロ)という事務職最強のプログラミング言語です。
VBAのデメリットとしては、下記があります。
・プログラミングとしては簡単なので初心者向け。
・簡単とは言えプログラミング言語なので習得には時間がかかる。
・中級者・上級者になる為には論理的思考力が必要。
・このためPCが苦手な人が多くVBA禁止の職場だと役には立たない。
・VBA禁止の職場だと、PowerQueryか複雑な関数が重宝されます。
┗【記事:仕事で役に立つ関数とは?】【Coming Soon】
VBAのメリットは下記になります
・10分かかるExcelのルーティンワーク(毎日の定型作業)を1分で完了できる。
・ミス率も人間より低くできる(うまくプログラミング出来れば)
・仕事が出来る人として大切にされる
・カタコトの簡単なVBAでもすごいプログラミングが出来て効率化できる。
PCを触る時間が長かったり、Excelを使用しての事務作業があるならとりあえずこれを覚えておけば損はないと思います。
事務職でVBAを使えると、十中八九、職が無いという事はありません。
※禁止している職場は別としてです。
履歴書にVBA(マクロ)が出来ると書いておけば、VBAが必要な部署で採用される可能性は高いです。
私も今の上司にVBA(マクロ)が出来るから採用したと言われました。
それほど、事務職では最強と言えるスキルだと言えます。
私の会社は日本全国に支部があり、従業員は1500人程居ますが、VBAを使用できる人は
恐らく、50人くらいしか居ません。
今、私が働いている支社ではExcelのVBA(マクロ)はほぼ私しか使用できません。
このため、Excel効率化のプログラミングとVBAエンジニアの育成の依頼は、私だけが出来ている状態で仕事には困りません。
この状態の悪い点としてはVBAマクロにエラーが出た時に対処できる後任やVBAエンジニアを早く育てないといけないことでしょうか?
幸いな事に、20人くらいに教育をして3名の方が育ってきています。
あとは純粋にプログラミングはパズル感覚なので楽しいです。
しかしながら、不向きな人には辛い作業だと思います。
「論理的に考えるのが好きな人には適任と思われます」
このため、就労移行支援事業所で向き不向きを確認する為にもプログラミングありきのところを強く推奨します。
VBAの次にオススメはマイクロソフトのAccesの勉強もオススメです。
ただし、Accessは全く使わない仕事もありますので覚え損になる可能性もあります。
・体感としてVBAが役に立つ可能性は95%
・関数も95%
・Accessは20%ぐらいと思われます。
┗【記事:VBA(マクロ)と関数の違い・長所短所とは?現役エンジニアが説明】
Accesは私も会社に入社して初めて触りました。
その時にはVBAでプログラミングが出来ていたのでAccesも余裕で覚えられるだろうと思っていたのですが、
Accesはかなり独特な操作感で覚えるのにかなり苦労しました。
巷ではデータベースアプリと言われていますが、
私はノンコーディングで簡単なアプリを作れるソフトと思っています(AccessでもExcelと同じVBAを使ってコーディングもできますが)
コールセンターで働いている友人もAccessのスキルを習得しており、仕事で役に立っていると言っていました。
人によってはVBAよりもAccessの方が向いているかもしれません。
┗【記事:Accessは覚えた方が良い?Accessで出来る事と難しさ】
IT系の就労移行支援事業所でもIT系でない事業所でも主に下記のカリキュラムを行います。
【どの就労移行支援事業所でも共有】
・ビジネスマナー
・グループディスカッション
・コミュニケーション能力講座
・障害者を抱えて働く為の知識
【一般的な就労移行支援事業所】
・簡単なPC操作(Word・Excel・PowerPoint)
・PCでのデータ入力・文章作成
・電話応対練習
・疑似郵便物の仕分け
・電卓計算
・軽作業
【IT系の就労移行支援事業所】
・PCの知識講座
・プログラミング・動画編集授業など
名前が似ていてややこしいですが、就労継続支援事業(A・B)というものがあります。
就労移行支援は基本的にバイトや仕事と兼業できません。(自治体によっては特例があるので市役所などに必ずご相談ください)
なので金銭的に大変な状況で就労移行支援事業所の利用に料金が発生してしまう場合は就労継続支援の利用もありだと思われます(私は利用したことはありません)
しかしながら、就労継続支援は少額ではありますが給料が出ます。
就労移行支援事業所などの図解
就労移行支援事業所に通うデメリット
・場合によっては費用が発生します。
・約2年間と利用できる期間が決まっているため、タイムリミットがある。
・一般就職をする場合は、就労移行支援事業所への通所は印象が悪くなる時もある。
・よって、基本的には障害者雇用を考えている人向けの施設。
就労移行支援事業所に通うメリット
1年後に職場に残っている確率は下記になります。
・障害者枠だと約67%が職場に残っています。(約33%が退職 or 転職)
・障害を隠しながらの一般就職だと約30%しか職場に残れません(70%が退職)
・障害者雇用の場合では下記の理由から就労移行支援事業所はメリットとなります。
・障害者雇用のノウハウを通所で学べる。
・定着支援を受けれる。
・安定して通所できていると企業に好印象になる。
・スタッフと就活対策が出来る。
・入社後の仕事の疑似体験が出来る。
・頑張ると企業にアピールできる事がある。
・障害者に対する対策をスタッフなどと考えれる。
・同じ障害を抱える仲間に出会える可能性がある。
・障害者雇用での就活をサポートしてもらえる。(面接練習・履歴書添削)
特例子会社や障害者枠で働く際、必ず就労移行支援事業所に通う必要はありませんが、
通っている方が定着支援を受けれたり、また、就労移行支援事業所のスタッフが企業面接の時に同伴してくれます。
他には特例子会社や障碍者雇用で多い仕事であるデータ入力作業なども訓練が出来ます。
訓練で好成績を出せると、企業にへのアピールにもなります。
またスタッフが就労移行支援事業所での活躍を面接官に話してくれたり、就職面で問題が無いとの企業に推薦状を提出してくれたりする時もあります。(勤怠の安定など)
このため、時間などに余裕があれば就労移行支援事業所は通っといて損は無いと思われます。
安定して就労移行支援事業所へ通えていると企業からも高評価となりやすいです。
就労移行支援事業所の通所での注意点
・自分に適したレベルの事業所でないと辛い。
これは簡単すぎる事業所だと退屈に感じますし、
自分より高いレベルの事業所だと自信を喪失してしまいます。
このため、通う事業所は慎重に選択した方が良いと思います。
社会人経験ある方はプログラミング授業があるところを推奨していますが、プログラミングなどは絶対無理という方は無理せず、通常の就労移行支援事業所に通い、安定した勤怠を目指してみてください。
・また、大手企業が運営して全国展開している就労移行支援事業所もあります。
・小規模な就労移行支援事業所は就職率が低く、淘汰される可能性もあります・
・このため前編のIT系の就労移行支援事業所でない場合は下記の大手企業のどれかを選んでおけば安パイだと思われます。
・ウェルビー
・リタリコ
・ミラトレ
まとめ
障害者枠の場合は企業に入社した後も安定した勤怠はかなり評価ポイントが高いですので、
優先事項としては
1.安定した勤怠(ゴールは就職ではなく、安定した勤怠)
2.特殊技能(ミスが少ない・VBAや関数・CAD・パワークエリなどを使用できる)
となります。
発達障害や精神疾患で休職したり。求職していかたは是非とも最適な就労移行支援事業所を探してみてくださいね!
お住いの地域によって就労移行支援事業所の特色やカリキュラムなども違うこともあります。
※就労移行支援事業所は日本全国3000カ所あると言われています。
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