このブログの目的について
┗ 推奨理由3.自己肯定感が高くなる(うつでも生きやすくなる)
結論から申しますと、このブログでは、
うつ病の完治を目指すよりは
うつ病が治らなくても働き続けれる力を身に着ける事
に重点を置いています。
もちろん、うつ病の苦しみを軽減させるノウハウなども紹介しますが、私が長年、うつ病と付き合って思うのは、苦しみの軽減は可能ですが、100%の完治・根絶は困難だと思っています。
このため、このブログではうつ病下で10年間働いてきた私の右往左往を紹介しつつ、参考になる個所は参考にしていただき、違うと思った個所はスルーして貰いたいと思っています。
基本的にはうつ病でも働けている私のノウハウを中心に共有していく予定です。
うつ病の再発率について
うつ病になって経験が浅い人には多少ショッキングかもしれませんが、うつ病は再発率が高い病気というデータがあります。
うつ病の3ヵ月での回復率は75%とされています。一方で25%の方は回復しないという事になります。
また、回復したとしても1年後の再発率は30%。
5年以内だと40~60%と言われています。
治療には継続的な服薬と、認知行動療法を経由したり、色んな考えたかを知って考え方を柔軟にしていくのが良いとされています。
私も今度こそは完治・寛解した!と何度も思いましたが、その度に何度もうつ病が再発した経緯があるので、簡単にまとめてみました。
私のうつ病再発チャート
2010年4月 大卒で薬品会社に入社
8月 心身に不調が現れる
10月 うつ病と診断 → 仕事量を減らす(窓際族に異動)
数年の間、良くなったり悪くなったりを繰り返す
2016年 12月頃 うつ病が再び悪化(環境の大きな変化)→結婚・休職・退職・療養
2017年 8月 ネジ工場に就職
2019年 10月 離婚
2020年 1月 うつ病が再び悪化(職場の変化) →休職・退職・療養
2020年 4月 就労移行支援事業所
2021年 4月 特例子会社入社
2023年 1月 平和に過ごして1年9ヵ月を迎える ←今ここ
私の再発チャートを見ると、職場の大きな変化や、プライベートでの結婚などが大きな要因でした。
私は1週間~1ヵ月に1度くらい日記をつけていて、大きなストレスなどを記録していたためにこうして自分の再発ポイントを特定できています。
障害者雇用をお勧めする理由
一般枠で10年、障害者雇用で約1年9ヵ月働いてきました。障碍者雇用歴はまだまだ短いですが現状では、断然、障害者枠での就職を推奨します。
障害者手帳取得時は、障害者という肩書きに最初は少し悲しさも感じましたが、
今では障害者という肩書きにネガティブな感情は抱いておらず、健康で心安らかに生きるには障害者雇用の方が私には合っていると思っています。
推奨理由1.心身が楽
一般就職だと仕事が出来なかったら出来ないで文句を言われますし、
仕事が出来てしまうと、どんどん出世したり、責任が重い仕事が増えていきます。
私の実体験なのですが、仕事量を調整しようとしたり、断ったりすると
「辛いのは皆一緒」と何度話し合っても、この一言で終わってしまいました。
結局、一般就職だと交渉が得意でないと仕事量の調整は難しいと言う印象を受けました。
今更、障害があるなどとは言い出せる空気ではなく、結局私は心身を壊してしまい、企業にも私自身にも良くない結果となってしまいました。
一方で障害者雇用だと、上司も障害の事を知っているため、交渉が不得意でも仕事量や質の調整が行いやすいです。
話が下手でもしっかり聞いてくれる上司が多い印象です。
障害を隠しているという妙な罪悪感もありません。
障害を抱えつつ一人だけ孤独に頑張っている感じもありません。
また、苦手で不得意で失敗する可能性が高い仕事は回ってこない為、精神的にも肉体的にもかなり楽に過ごせます。
同期には「他の会社では1年持たなかったが、今の会社だと4年も働けている」という同期も居ます。
一般就職時代の私は、ストレスから暴飲暴食をしたり、多数の買い物をしてストレス発散していました。
その結果、貰った給料以上にお金を使い過ぎてしまい、クレジットカードの請求日が怖くて仕方ない時期がありました。
(クレジットカード会社に電話したり、利用金額を分割してやり繰りしていました。)
対して今は、給与は確かに減りましたが、仕事上のストレスもかなり減ったため、暴飲暴食もほぼ皆無で、貯金が出来ていおり、お金は順調に溜まっています。
一般就職だと、色んなことをしないといけませんし、周囲もそれを求めてくるので、出来ないことに着眼せざるを得ません。
私の場合、一般就職だと少し背伸びをした目標を毎回求められていました。
毎回、プレッシャーに感じており、上司との目標面談は非常に辛かったです。
また、その視点だと、出来ないこと、自分の短所ばかり見てしまうため、自分が何も出来ないダメ人間に思えてくるかもしれません。
一方で、特例子会社や障害者枠だと、上司と共に身の丈に合った目標を設定することが多いです。
相対的に出来る事が増える、得意な事を中心に仕事をする、出来る事に着眼していくため、自分の長所が良く見えて自己肯定感が上がりやすく生きやすくなると思われます。
私は、一般就職だとダメだしばかり食らっていました。
一般就職だと自己主張がないと短所だったものが、
障害者雇用(特例子会社)だと、協調性が高いと長所として評価されました。
お陰様で特例子会社に就職して褒められることが多くなったためかなり自己肯定感が上がり生きやすくなりました。
私は昔は仕事で成果を上げないと!と必死で自己啓発本を読み漁って空回りしていましたが、特例子会社に入ってからは、ゆったりした気持ちで趣味のTVゲームやアニメ・映画・YOUTUBE鑑賞などを楽しめてます。
仕事もうまく行っており、趣味も充実しておりQOL(クオリティ オブ ライフ)やライフワークバランスが整っていて毎日が平和で満ち足りている感覚があります。
またブログで詳しく述べますが、好きな事でなく、得意な事を仕事にしてみては?という記事も書く予定にしています。
1.このブログではうつ病が治らなくても働き続けれる力を身に着ける事を目的とする。
2.給与は下がるが一般就職より障碍者雇用の方が楽に生きれる可能性が高い。
┗ 一般就職だと短所と評価されていた性格も、長所と評価されることもある。
3.平和で満ち足りた生活がおくりやすくなる。
一般就職か、障碍者雇用(特例子会社)で悩んでいる人は、就労移行支援事業所を経て、障碍者雇用も視野に入れてみてください!